星天qlayとは

2024.07.15

施設内外の連携を深め、さらなる賑わいを作る2年目へー星天qlayギャザリング vol.6レポート

相鉄本線星川駅から天王町駅間の高架下にある商業施設「星天qlay」では、テナント同士の連携を強め、エリアの活性化を図るため、スタッフの方々が集まって意見交換を行うギャザリングを定期開催しています。5月22日(水)には、2024年度初めてとなるギャザリングがqlaytion galleryにて開催されました。

2024年1月にオープンしたCゾーンのテナントもすっかりと輪に溶け込み、星天qlayの2年目に向けて足並みを揃えたギャザリングVol.6の様子をお伝えします。

 

コンセプトを広める2年目へ

Bゾーン、Cゾーン、Dゾーンから多くのテナントが集まり、参加人数はなんと18人!それぞれが簡単な自己紹介を行い、ギャザリングがスタートしました。

自己紹介の後は、星天qlayエリアのブランディングを担当するYADOKARI株式会社の木村さんから、昨年度の振り返りと今年度の活動方針についてシェア。

まちと繋がる商業施設を目指す星天qlayでは、施設の中だけでなく地域の方と関係を築くことを大切にしています。2年目を迎える今年は、そういった星天qlay内外の連携を深めつつ、「生きかたを、遊ぶ」という星天qlayのコンセプトを広めていくフェーズであることが改めて共有されました。

 

若手クリエイターの支援プログラムを今年も開催!

続いては、テナントからの共有タイム。今回はDゾーンにあるクリエイター向け協働制作スタジオ「PILE」の津田さんから、若手クリエイターの創作活動サポートプログラム「PUSH FOR CREATION(以下、P4C)」について案内がありました。

P4Cは、これからクリエイターとしてのキャリアをスタートさせようとしている方を募集して行われる支援プログラムで、期間中は創作場所としてPILEを無償利用することができます。メディアのPRサポートなども充実しており、2023年度は選ばれた4人の若手クリエイターが、相鉄線の高架下や駅構内を舞台にパブリックな展示を行いました。

大盛況だった昨年のP4Cを見た方々が賛同し、今年度は保土ヶ谷区と横浜市が後援に。星天qlayの高架下だけでなく、近隣のオフィスや保土ヶ谷区役所でも展示が行われる予定です。

津田さん「ありがたいことに昨年ご好評をいただき、今年度もP4Cを開催することになりました。昨年度参加してくれたアーティストとは、今も繋がりが続いています。アーティストと何かやりたいスタッフさん、場所を提供してくださるスタッフさんがいらっしゃいましたら、ぜひお声がけいただけると嬉しいです」

▼P4Cの詳細はこちら
https://pile.yokohama/info/tt1pq

 

2年目の新企画「星天qlayの日」

続いてはYADOKARIの山下さんから、2024年度に新しく立ち上がった企画「星天qlayの日」について共有されました。7月、9月、2月の第3土曜日に開催予定の「星天qlayの日」では、星天qlayで複数のイベントを同日開催することで、足を運んでもらうきっかけを作ろうと企画されました。(※日程は変更の可能性があります)

これまでも毎月第3土曜日には、Dゾーンにある「生きかたを、遊ぶ住まい」YADORESIと、会員限定のコワーキングスペースであるPILEが無料で地域に開かれる開放日となっていましたが、この日に合わせて「星天qlay ラボ(※)」や、他テナントのキャンペーン・ワークショップなどを開催することで、星天エリアの賑わいの旗印となることを目指します。

※星天qlayのテナント関係者や外部のゲストを登壇者としてお招きするトーク&ワークショップイベント。多様な切り口から「生きかたを、遊ぶ」という問いを探究し、施設やエリアを面白く捉え直すことをテーマに、星天qlay内の施設で不定期開催している。

 

おもしろアイデアが次々と!

今回のギャザリングでは、それぞれのテナントがどんな風に星天qlayの日に関わることができるか、企画を妄想してみるワークショップを行いました。実現可能性は考慮せずに思いついた企画を自由に書き出し、最後は全体でアイデアをシェア。各テナントの強みを掛け合わせた楽しいアイデアが次々に飛び出しました。

ワクワクするたくさんのアイデアの中から、一部をご紹介します。

手織工房じょうた「『賑わいの旗印になるイベント』ということで、お客さんに旗を織ってもらい、星天qlayの日の目印としてその旗を各ゾーンに掲げられたら良いなと思いました。星天qlayの名前にかけて、テナントを巡って『星をくれい』と星を集めるスタンプラリーを実施したら、お客さんとコミュニケーションを取ることができて、かつ回遊性を高めることができておもしろそうだなと思いました」

Reconnel「将来なりたいものとして名前出してもらうことの多い職業なので、お子様向けにお花屋さんの1日職業体験を提供できたらなと思います。星天qlayの日には、施設内で写真を撮れるフォトスポットを設けられたらおもしろそうだなと思っていて、特に7月はひまわりなど写真映えするお花が多い時期なので、ぜひ協力させてもらえたらなと思います」

Reconnelをはじめ、ワオキッズ、横浜国立大学、PetPlus Trimming Salon、タリーズコーヒーなど多数の店舗が、子ども向けの職業体験やワークショップのアイデアを挙げていました。

無印良品 500「母の日に、ばばほいくしつさん、ワオキッズさんのお子様が作った作品をお店の壁面に展示しました。無印良品は星川駅の改札を出てすぐの場所で立地も良いので、ぜひそんな風に、展示やワークショップに場所を使ってもらえたらと思います」

ミサキドーナツ「Reconnelの店長さんと、クリスマスのリースやブーケを作りながらコーヒーが飲めるワークショップをやりたいと以前から話してたので、今年はぜひ実現したいです」

ワオキッズ「9月の星天qlayの日と同じ日に、わおきっずの全15園で『ワオ祭り』というイベントが開催されます。園を解放したり屋台などをしたりするイベントなので、ぜひ盛り上げていきたいです。以前のオープンデイではYADORESIさんと連携しながらクイズラリーを開催し、子どもたちが自然と他のテナントや地域の方とお話することができました。子どもたちが大人と直接関わることができる貴重な機会だったので、またぜひ実施したいと思っています」

PILE「以前PILEのスタッフとYADORESIの住民が共同でZINEを製作していたことがあり、横浜市内のZINEを作っている人を集めてZINEマルシェを開催してみたいなと考えました。各スタッフさんが店舗や商品の写真と共にお店を紹介する小さな冊子を作って、ノベルティとセットで販売できたらおもしろそうですね」

このように既に実現しているイベントや企画をステップアップさせたアイデアも多く、1年間積み重ねてきたものを感じつつ、2年目への期待を感じるワークショップとなりました。

 

第3土曜日は、星天qlayに行こう!

最後は恒例の交流タイム。初めて参加するスタッフさんと挨拶をしたり、すでに動き出しているコラボレーション企画について話したり、星天qlayの日に実施したい企画について相談したりと、スタッフの方々がざっくばらんにコミュニケーションをとっていました。

第1回目の星天qlayの日は、7月20日(土)に開催予定です。「第3土曜日は星天qlayに行こう」。地域の人にそんな風に言ってもらえる未来を目指して、テナント間の連携を深めた2年目スタートの1日となりました。

 

取材・文/橋本彩香

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